■ 読書備忘録(企業経営、ビジネススキル等に関する書籍の読書備忘録。キーエッセンスのみを引用。参考になれば幸い。)
・大衆受けするものは大抵間違っている。(オスカー・ワイルド)
・自分が多数派の側にいると気づいた時こそ立ち止まって自分と向き合うときである。(マーク・トウェイン)
・日々増加するものではなく、日々減少するものだ。修練の極みとは、結局簡素なものに向かうことである。(ブルース・リー)
・最も恐れていることこそ、最もする必要がある。
・多忙とは怠惰(いいかげんな思考とでたらめな行動)の一形態である。
・時間の不足は、優先順位づけの不足である。
・忙しいからといって、生産的であるとはいえない。
・「働き者」・・・与えられた課題(それが重要であろうとなかろうと)を可能な限り経済的なやり方でやり遂げる。
「できる奴」・・・目標に最短で近づいていく。
つまり、「働き者」イコール「できる奴」ではないのだ。
・愛の反対は冷淡。幸せの反対は退屈。
・わくわくすることは幸せの実質的な同義語であり、まさにあなたの追い求めるべきもの。興奮こそ万能薬。
・決断を間違えたビジネスは潰れる。もう一つ重要なのは、決断が多すぎても同じ結果になることだ。後者は混乱を招く。
・アウトソース・・・目標は、自分の時間を作って、より大きなより有意義なことに集中すること。
・「有効性」・・・目標に近づくように何かをすること。
「効率性」・・・与えられた課題を可能な限り無駄の無い方法でやり遂げること。
有効性を無視して効率性を求められているのが世の中のデフォルトである。
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どうでもいいことを上手くやっても、それが重要になるわけでは無い。
多くの時間を必要としても、その仕事が重要になるわけでは無い。
・顧客が常に正しいとは限らない。
・顧客に選択肢を与えれば与えるほど、優柔不断を生み、注文は少なくなるだろう。もっと言えば、選択肢を与えれば与えるほどメーカーや顧客の苦労を多くしてしまう。「決断をさせたい術・・・オプションが少なければ少ないほど収入が増える」とは、顧客がしなければならない、あるいはすることが出来る意思決定の数を最小にすること。
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購入オプションは1つか2つにする。(ex. basic or premium)
・お金をたくさん使う人ほど不平が少ない。大きな利益をもたらしてくれて、かつ手間がかからない。上客。
■ 私見
「忙しい」、「時間が無い」という言葉は仕事の能力のキャパシティを超えていることであり、言い訳に過ぎない。言ってはならない言葉の1つと考える。「私は仕事が出来ない人です」、と公言しているのと同じである。この書籍は、優先順位をつけてタスクにのぞむのは勿論のこと、割の合わない@単価の低い仕事を切り捨てて、高単価の仕事に焦点を絞ることを例示している。タイムマネジメントのセミナーや書籍が乱立するこのご時世、効率化して早くタスクを終えて余った時間でいったい何をするのであろう。恐らく、同じように単価の低い仕事を受けてまた時間が無くなってしまう、という元の木阿弥状態に陥るケースが後を絶たないだろう。
我々TDA株式会社のメンバーは、与えられた課題を可能な限り経済的なやり方でやり遂げる「働き者」でも無い。
大衆受けするようなモノの迎合する多数派でも無い。
「顧客が常に正しいとは限らない。」ということも知っている。
「わくわくすることは幸せの実質的な同義語」ということを知っている。
我々のそのポリシーに同調、共鳴していただけるようなクライアントに対して、誠心誠意を持ったアドバイザーになれるようにと願っている。